読書偏食家

本をジャケ買いするみたいにして選びたい

『本日は大安なり』 辻村深月

 

本日は大安なり (角川文庫)

本日は大安なり (角川文庫)

 

 

大安というお日柄の良い日にある結婚式場で挙式予定の4カップルのお話。

同じ日に4件も!という忙しい日の目まぐるしさ、

カップルそれぞれの持つ悩み、でも幸せになろうとしてもがいている愛らしさ、

他人事なんだけどどーーしても感動して幸せを願わずにはいられない結婚式という魔法、

そんなバタバタ、ワクワク、キラキラが詰まった素敵な小説でした。

 

け、ど、

どーーーしても許せない1カップルの新郎がいまして。

いやいやいやないでしょ、許せないでしょ、

なんで最後幸せになってんのよ!!

イラっとしました。

白いワンピースにこぼした醤油みたいな許せなさ。

ハッピーエンドにすりゃいいってもんじゃないでしょ、、

素敵な小説だったために残念です。