『伊藤くんA to E』 柚木麻子
柚木麻子さんの作品をまとめ読みしたからでしょうか…
キャラや表現が他作と被る人がいて、あんまりバリエーション無いんだなぁ…と思えてしまい、がっかりしました。
伊藤くんには終始頭くるし。
女の恐ろしさを書いたとしたら、ナイルパーチのほうがよっぽど上手かった。
『ナイルパーチの女子会』 柚木麻子
沼にはまっていくようなおはなしでした。
でも終わり方は、薄い光が射していて、ああよかった…ってなりました。
女性たちみんなこんなんだとは思わないけど、
女性に限らず、人間のどろっとしたこーゆところ、ひとつやふたつ持ってるよなーと思ってどきっとしました。
『ランチのアッコちゃん』 柚木麻子
爽快ストーリーでちょっとホロっときて明日1日のガソリンにはなってくれるかな〜系。好きな類です。
欲を言えば長編でじっくり味わいたかったな〜。
柚木麻子さんの本には美味しそうな食べ物がたくさん出てきますね。高級なものじゃなくて、庶民的な食べ物。大好きです。
柚木麻子さんの本について思うことは、
全部読んだわけではないけれど、
万人ウケしそうだな〜ということ。
柔らかくて、丸くて、
適度な気配りと誰にでも好かれる明るさ、
その器用なこと、そつがないこと。
そんなイメージ。
この本にもそんな描写の登場人物がいますが、まさにそんなかんじ。
つまらないとか、窮屈とか、そーゆー意味じゃなくて。
人間みたいだなって思えて、好きです。
それでも読んだ後に心に残ってるフレーズやシーンがある。
なんかとっても合コンでモテそうなかんじ。
それが、柚木麻子さんの本。
『ねじまき片想い』 柚木麻子
片思い中の彼の周りで起きる事件を人知れず解決する話がメインですが、
周りの人の描写や自分と向き合って行く過程にこそ読み応えがあると思う。
ちょっと最後の章で時間があきすぎたことにびっくりしたけどね。
この類ってハッピーエンドなんでしょー…と思いきや、テンプレ的なハッピーエンドじゃなくて、その点も良かった。
自分の世界を、自分の手で小さくしちゃいがちな私には、心に沁み入るフレーズもちらほらありました。メモしておこう。
『オリーブGirls & Boys』 吉川トリコ
オリーブ―Girls & Boys (MF文庫ダ・ヴィンチ)
- 作者: 吉川トリコ
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あーーーー
olive好きだったな…とこそばゆい気持ちになりながら読みました。
普通の子と一緒にしないで!みたいな、意識高い系とサブカル系のどっちでもなく(どっちにもなれず)、その中間を昇華させたかんじ!って気取ってるような。そんな背伸び?した中高生時代。…自分にもあったなー…
共感を持ってこの作品を読めるかた、結構多いのではないでしょうか( ^ω^ )
懐かしい気持ちになりながら、姉妹のやりとりも可愛くて、ほっこりした気分になれます。