『星やどりの声』 朝井リョウ
朝井リョウさん初めて読みました。もっと早くに読むべきだった〜(*´ω`*)
父亡き後、6人兄弟と母の家庭に起きるひとつの事件というか…ターニングポイントの話し。
兄弟それぞれの視点で章立てられてストーリーが進んでいきます。兄弟ひとりひとりの個性できちんと書き分けられていて、でも両親への思いという…連綿と続くというか一本通っているというか…ものがあって、
ものすごく微笑ましくて、愛おしい。
ひとつの区切りというものは、寂しいこともあるけど、未来への希望でもあるんだなーと思わせてくれる作品でした。
それにしても、最後で一気に謎解きモードになるのには、当初の「温かい家族の物語」という期待にワクワク感がプラスされて、いい意味で裏切られました。
あ、あれ伏線だったの?!ってミステリーでもないのに思わされて、嬉しい悔しさ。
星の神秘性も加わって、なんて言うんだろう…温度感のある?立体感のある?そんな小説でした٩( 'ω' )و