『星間商事株式会社社史編纂室』 三浦しをん
アマゾンの評価はそこまで高くないですがね〜、私にとっては面白くて、創作そして文字に起こすことへの畏敬と感謝(大げさ!)を感じました。さらに三浦さんが好きになったわ〜♡
思いつくものを文字にできる人、すごい。そして羨ましい!!!同人だからなんて卑下する理由がわからない…表現する方法を知らず、ただ自分の求めるものを見つけ出し選び、それを享受することでしか満足できない自分がもどかしく思います。
ま、要は小説大好きってこと。
さて、本作は、
同人誌作製を趣味にし、その趣味を続けるためにそれなりに仕事をし、それなりに恋人と付き合い…うまく?過ごしていたアラサー女性が主人公。
会社の秘密に気づき、仕事に恋に趣味に友情に、これまでの安穏とした生活がめまぐるしく動き出します。
アラサーなら誰でも悩む人生のターニングポイントなんだけど、主人公の芯の太さが格好よくて惚れそう。
話の随所に散りばめられた社会のシニカルさというかアンチテーゼ(とまでは言い過ぎか)というか、が、爽快で、リズム良く(三浦さんのいいところ!)。
結果、「ものを書ける」ということへの畏敬を感じざるを得ませんでした。。
んま、ちょっと総務の過去については尻すぼみ感はあるんだけど、あんま気にならない。
腐女子要素があるので、苦手な人もいるし男性受けははてなと思うとおすすめはしないけれど、個人的にはすごくヒットでした( ¨̮ )
登場人物も相変わらず愛嬌があって愛おしい♡
一気に読んでしまったので、お酒を飲みながらじっくり読み返したい気分。