『まぐだら屋のマリア』 原田マハ
なかなかに壮絶な設定、死や流血のシーンは万年不慣れの私にとって少し辛いところもありましたが、
生と死のエネルギーに満ちた小説でした。
死んで楽になるな、生きて、苦しめ
激しく共感。
また、
要所要所に出てくる料理や食事の描写、様子がとても良かった。命が洗われるよう、と言うと大袈裟だと思われそうだけれど。本当、洗われるようでした。
食べ物や料理、料理を作る人
と
いのち、エネルギー
その切っても切れない糸がとても愛しい。
美味しいブリ大根作ろう、と読み終わってから思いました。
命名がなかなか楽しくて、いつユダが出てくるかと思ったけど出てこなかった。