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読書偏食家

本をジャケ買いするみたいにして選びたい

『独立記念日』 原田マハ


独立記念日 (PHP文芸文庫)

独立記念日 (PHP文芸文庫)


何かにつまずいた女性たちが、また歩き出す物語、が、ぎっしりと、これでもか!というくらい並んだ短編集。
短編というか、超短編。ひとつひとつがリズムよく進み、その超短いストーリーの中に闇から光が射して明け方になる運びがあり、
もうお腹いっぱい!っていうくらい。
 
主人公たちがどこかで繋がっているという点も好き、こういうスタイルを何て言うのか知りたいけど分からない。例えば、三浦しをんさんの木暮荘物語みたいな。
 
彼女たちがまた歩き出した日のことを名付けて、独立記念日、ハードカバー版はインディペンデンスデイなんだそう。
独立って、なにも実家を出て働いて一人で生活して…っていうものじゃないんだなー
気持ちがふわりと飛び立つことなんだなーとしみじみ思いました。
 
ああ耳が痛い!
 
昔はそんな地に足のつかない独立を傘に頑張っていたなー。
 
 
よーしまた頑張れよ!という主張のある本ではないので、贈り物にいいかも。頑張ってる人に頑張れよ!とは言えないですもんね。
何がしたいかな?と優しく自分を居直させてくれる本です。