『楽園のカンヴァス』 原田マハ

 

楽園のカンヴァス

大好きな原田マハさん、そして、大好きなルソーの話。

もう、ツボすぎるでしょ！大切に少しずつ読んでいましたが、読み終わっちゃった。

 

原田マハさんらしいスピード感と絵のような描写、ルソーのみならず美術というものへの愛情、そして予想外だったミステリーのような展開。絵の真贋を評するというメインテーマのまわりにばら撒かれた人やモノひとつひとつ繋がっていく様はお見事で、まさに「冒険」、わくわくしました。

 

予めルソーの画集と略伝に目を通しておくとより一層楽しめると思います♪

 

最後の、母子の小さなやりとりも良い。というか、そここそすとんと落ちたかんじがしました。過去があって今があるんだなって、漠然と。深読みしすぎでしょーかね。

 

原田マハさん、もっと美術を題材に描いて欲しい♡